安倍元総理からの最後の「檄」(文字起こし)

以下は、7月7日午前 自民党で行われた、選対本部緊急対策会議において、安倍晋三元内閣総理大臣にご挨拶いただいた内容の書き起こしです。
安倍晋三元内閣総理大臣が、自民党本部でいくいな晃子に対して行った最後の応援演説です。

このページの最後にその動画も貼り付けております。

皆様おはようございます。
今日は本当に大変お忙しい中、こうした形で急なお願いにもかかわらずご出席していただきましてまことにありがとうございました。

ただいまご説明をさせていただいた通りですね、大変今、いくいな候補厳しい状況になっております。
今も大体2グループに分かれておりまして、1・2・3・4というのが少しもう抜けたグループになっていてですね、5・6・7が団子の状況になっている状態です。

長い間ずっと中川先生が守り抜いてきた議席でございますから、中川先生が後進に道を譲られるという決断をされた中において我々も候補者をずっと探してきたわけでございます。
ご承知のように6年前はですね、中川先生がしっかりと組織を固めながら朝日さんがオリンピアンという知名度を生かして空中戦を展開していくと言う戦い方で、何とか2名の当選を果たすことができたわけでございます。

そして今回でございますが、そういう中におきまして、いくいなさんの知名度、そして私ども、みんないくいなさんと接しておりますので、この候補者であれば間違いない。
多くの方々から支持をいただけるだろうし、共感を呼ぶだろうということを確信しておりました。
そういう中で2名当選を果たしていくということの中で、朝日さんの方が都会議員の皆さんの振り分けの相当の比率が、向こう側が多いという振り分けをしてきた中でのスタートでしたが、しかし実際にこの生稲さんの選挙運動のスタートが非常に遅れてしまったこともあり、それと大体本人の話を聞いていただければですね、あーこの人はいい候補を選んだなと、ほとんどの方々が言って頂けますし、また選対もですね、勝つ神輿としてですね、率直に申し上げてですね、「この神輿いやだなー」っていう人もいないわけではないんですよ。
なんていうひともいる。
そうすると陣営の中からがたがたしてくるんですけど、逆にいくいなさんの場合は本当にみんながいい人を選んでくれたな、本当に本人が頑張ってくれてすごいなって言ってくれてはいるんですが、しかし本人の演説を直接聞く人っていうのは、相当、街頭をドンドンドンと打っていても限られるわけですし、特に本人の人柄に触れる人は非常に限られてしまう中において、我々、大変な苦戦を強いられております。
なんとしてでもですね我々自民党の候補者を何とか1・2・3・4の中に何とか持ち込みたいと思っているわけでありますし、いくいなさん、いくいな候補にも万が一のことがあってはならないと思っています。

3年前にはですね、二人目の候補者、丸川さんは堂々と1位、もう一人の武見さんは6位で、ご承知のように立民の候補者とギリギリま、実はNHKのミスで早く当確は出たんですが、実際は本当ギリギリまで本当は危ない状況になったわけでございます。
でありますから、今度はですね、何とかしなけれないけないと思っています。

ご承知のようにいくいなさんはですね、2016年に安倍政権において「働き方改革実現会議」というものを(私が)つくりました。
これは様々な状況の中において、みんなが人生のあらゆるステージにおいてしっかり仕事をしながら家庭生活等々ともですね、両立できるそういう日本を作っていこうということ、考え方、女性も男性も高齢者も若者も障害がある方も、いくいなさんのように病気と闘いながら仕事をしたいと言う人も含めてですね、みんなが活躍できる社会を作っていかなければ日本の人口減っていくわけですから、その中で日本を成長させてですね、日本を豊かにしていくためには、みんなが活躍できる社会を使っていかなければならないと言う考え方の下に、「働き方改革実現会議」を開いて、そして民間議員としていくいなさんに参加していただきました。

5回の手術、再発を乗り越えて、立派にですね、子育てをしながら、仕事と両立させているというこのいくいなさんの経験からですね、我々、何か政策に入れ込む事はできないかという思いで、委員になっていただいたのですが、そこでいくいなさんはですね、自分の経験から、自分の経験からやっぱり、病気と闘いながら仕事を続けていく上においては、仕事場、職場のみなさんの理解がこれ絶対的に必要なんですが、自分が話してもですね、なかなか本当にそうなのか、という疑いが生じるかもしれない、ということにおいてですね、公平な立場から医療機関と、支えてる医療機関と仕事場をですね、橋渡しするコーディネーターという役割の人が必要ですね。
そういう言わば専門にやる人が必要ですね。
そういう人の話であれば職場のみなさんも聞くでしょうし、そして、職場の状況をですね、医療機関に伝えながら、医療機関に伝えながら、「こういうサポートの仕方をして下さい」という話をしていく。
言わばこの「トライアングル支援」というアイデアをですね、出していただきました。
そしてそのアイデア、素晴らしいアイディアだと思うんですけど、これが結構、詳細な中身になっているんですが、これをですね厚生労働省としても取り上げて、今はそれを実現しているという状況になっているわけでありまして、そういう大きな実績があるわけであります。

なかなか東京というのはですね、有権者の見る目が厳しいところがあってですね、自民党はまた、またですね、こういう名前だけが知れている、いわゆるタレント候補を出したんだなという、ある種のアレルギーをですね、乗り越えなければいけないですね。
乗り越えて、「やっぱりこの人実力あるな」と、いうことになればですね、大きくこれは変化していくという風に私は確信しております。

あと残された日数はですね、もうだいぶ今日入れて3日なんですが、今日からですね、何とか反転していかなければならないと思っています。
1人でも多くの方に声を掛けていただいて、そして都連の人はですね、しっかりと、この首都東京でですね、2名上位で勝ち切ってですね、その上に置いて安定した政治はしっかりと首都東京からの信任を得たという形でですね、強力に政策を進めていかなければならないと、こう考えています。

今コロナ感染症については少し広まりが出てきてしまってますが、オミクロン株自体はですね、重症化率も大変低い状況まで来ています。
これはみなさま方にご協力いただいて、ワクチン接種が進んでいったということもあるんだろうと思いますし、今日新聞に出て来ておりますが、塩野義製薬の経口薬の承認も20日くらいに判断すると、ただ、厚生省は慎重なところですからどっちに転ぶかわからないんですが、ウィルスが減少していくことにおいては間違いなく成果をあげています。
ただ、オミクロン株がなかなかですね、重症化しにくいもんですから、比べにくいのですが、治験はお薬をちゃんと飲むんですが、新しいお薬を飲むんですが、半分の方はですね、これは片栗粉みたいなものを飲んでるだけなんですが、本物と信じてもらって飲んでるだけなんですが、その差を、差を見るんですが、重症化しにくいもんですから、差が出にくいという今状況になっていると、いうことのいま大きな問題ではありますが、これが承認されればですね、これはタミフルがあるインフルエンザと同じことになっていくということになる可能性もあります。

ここでですね大切なことはしっかり、この中で日本の経済を逆転させていく。
欧米に比べてやっぱり日本の成長率が十分に上がっていません。
V字回復をさせていく、街のにぎわいを取り戻していく。
そして失われたインバウンドについても日本がG7で一番厳しいんですが、これを突破してしっかりとインバウンドを復活させながら日本の経済を力強く回していき、そして、経済を成長させていく。
企業の収益、あるいは小さなお店も含めてですね、小規模事業者のみなさんも生き生きと未来に希望を持てる、そういった状況を作っていかなければならないと考えています。

何とかこの選挙を勝ち抜いて、東京でもしっかり2人勝ち抜いて、そして秋にはですね、臨時国会を開いて補正予算を大きな補正予算を組んでですね、組んで積極的な財政を行いながら、各業界でがんばっている皆さんをしっかり支えていく決意でございます。
どうかみなさま方のですね、今日お集まりにいただいたみなさま方のお力を結集していただく必要がございます。
いくいなさんが勝つためにはですね、結集をしていかなければならない。

最後に繰り返しますが、2人当選させなければいけませんから、朝日さんの方はこの上のトップグループに入っていて、事実上間違いないと言っても良いと思います。
期日前投票でちゃんとリード、しっかりとしたリードをしています。
ただ生稲さんは残念ながらこの後ろの方のグループまだまだそこにいて絶対当選できるということでもないんですね。
残念ながらですね、7人だったら当選できませんから、なんとかですねみなさんのお力をですね、結集をしていただいて、しっかりといくいなさんを押しあげていただきたい。
彼女なら間違いない。
しっかりと議員として仕事をしていくことは私は確信しておるところでございます。

どうかみなさま方のお力を結集していただきますことを重ねてお願い申し上げまして、私のご挨拶とさせていただきたいと思います。
どうぞみなさまよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。